令和3年第1回(3月)川口市議会定例会が、2月24日から3月18日まで開会されました。令和3年度当初予算に関わる予算議案16件、条例の一部改正、市道路線の廃止、人事議案などの一般議案18件。他にも令和2年度に関わる補正予算議案や一般議案、議員提出議案などを審議致しました。令和3年度当初予算は、一般会計2,096億4千万円、特別会計1,413億3,329万2千円、企業会計596億3,600万円の合計4,106億929万2千円となり、市制施行以来最大規模の予算となりました。

私の所属する建設消防常任委員会では、道路、公園、河川など建設部関係、都市計画、都市交通対策、住宅政策などの都市計画関係、市街地整理、街路事業、区画整理事業などの都市整備関係、また、水道事業会計や消防費などに関する議案を慎重審議させて頂きました。会議内容や質問を記載すると膨大な文字数になりますので、掻い摘んで↓ほんの一部ではありますが要約させて頂きながら、委員会での質問や市の答弁などをご紹介致します。

Q.土木費に関して、道路照明灯整備事業、照明灯のLED化率及び電気料金のこれまでの節約は如何でしょうか?

A.令和2年度末で92.2%見込みです。平成29年度LED事業により約22,000基を交換し、約9,500万円の削減と令和元年度大型LED事業により約5,000基を交換し、約5,500万円の削減、合わせて約1億5,000万円の削減効果があったと認識しています。

Q.土木費、都市計画費、都市交通対策費の中距離電車停車調査等事業について、昨年度より増額計上されておりますが、川口駅周辺は大型マンション建設が年々進み、人口集積に伴う駅利用者の増加が見込まれる中、川口駅周辺開発を担う重要な事業と考えます。詳細を教えて下さい。

A.<都市交通対策室>中距離電車の停車のためのホームや駅の整備については、駅周辺の街づくりと一体的に必要性があると考え、川口駅周辺の新たなまちづくりビジョンを作るための委託費を計上しました。さらに、商工関係団体やJR東日本、バス事業者を中心に学識者を加えた協議会を立ち上げ、検討していくこととしております。

Q.土地区画整理事業費、里事業区画整理費、公有財産購入費について購入予定箇所と用途を教えて下さい。

A.<里土地区画整理事務所>都市計画道路里上青木線と都市計画道路里西通り線の交差点に位置する箇所で1箇所191㎡で、用途としては移転が停滞している場所の事業進捗を図るための用地として利用致します。

Q.下水道処理人口普及率について、令和3年度における見込み、また、今後の普及率向上をどのように考えているのか教えて下さい。

A.<下水道建設課>令和3年度末時点で88.4%を見込んでいます。下水道処理人口普及率については、こでまで同様に、下水道を積極的に整備し、更なる向上に努めていきます。整備の考え方については、引き続き、土地区画整理事業の施行地区においては、その事業進捗に併せ、また、区画整理事業を未実施の地区においては、現在の道路が将来も変わらない場合は、その現況の道路へ整備を進めていきます。

以上。ほんの一部ではありますがご紹介させて頂きました。委員会付託された議案は、こうして常任委員会での質疑・討論などを経て賛否されていきます。常任委員会賛否結果などの報告は、川口市議会ホームページ、令和3年3月市議会定例会最終日のweb中継、古川建設消防常任委員長の報告をご覧下さい。

3月市議会定例会で様々な議案を審議させて頂いた上で、令和3年度の予算は、新型コロナウイルス感染症対策に影響を受け、歳入に関して市税収入の減少が見込まれながらも、感染症対策事業の拡充など新型コロナウイルス感染症対策事業への対応に取り組みながら、市民への行政サービスの向上、都市整備事業の促進など、街づくりに関してはこれまでどおりしっかり進めていくという、防戦一方だけでなく守備を固めながらも成長路線の予算組みと考えております。

鳩ヶ谷地域も区画整理事業、公民館の建て替えや修繕、鳩ヶ谷分署の建て替え、旧市民プール跡地の整備、小中学校の修繕など。今後継続しての課題が山積です。今年度も引き続き、大枠で課題を捉えながらも、地域や市民の要望にしっかりと耳を傾けて参ります。

更新日:2021年4月14日